和傘にはさまざまな細工が施されています。今回ご紹介する細工は、和傘が風に煽られて裏返ることを防止する『止め釘』です。 竹を小刀で小さな釘の形になるまで削り、和傘の柄に取り付けています。和傘の内側は糸で飾るため、止め釘は見えにくいですが、この小さな細工にも和傘職人のこだわりが詰まっています。