特選蛇の目柄
– 蛇の目柄の由来 –
蛇の目柄は白い輪の模様が蛇の目に見えることから蛇の目柄の蛇の目傘というようになりました。
和傘そのものが魔除けの意味を持っていますが、蛇の目柄は「災いから守り、幸運をもたらす」という意味があります。
– 祝い事の贈り物として –
七五三や成人式、結婚式など人生の節目で「災いがふりかからないよう、幸せに一生が過ごせますように」
との願いを込めて、お嫁入り道具として、蛇の目傘が贈られました。
浮世絵にも蛇の目柄の雨傘を持つ美人画が多数あるように、昔から親しまれてきたデザインです。
辻倉の蛇の目柄は、白い輪をいれた蛇の目柄に加えて、様々な色を組み合わせた蛇の目柄を生み出しました。
– 和傘について –
持ち手の部分には木や黒竹を、傘を止める部分は木を用い古くからある和傘の仕様を復活しました。
傘の骨に塗る漆は、これまでの艶のある漆だけではなく艶消しの漆を施した商品もあります。
マットな質感は深みと落ち着きのある風合いで、傘を開いた時の粋な風情をより引き立てます。
辻倉は先人より受け継がれてきた伝統的な蛇の目柄を守りつつ、新たな息吹を吹き込みました。
– 伝統的な職人の手仕事 –
蛇の目柄は和紙を円にカットして、それを三重に貼り合わせるという大変難しい作業工程があります。
蛇の目柄は古典的な柄でありながら熟練の職人にしか成しえない技がないと綺麗に仕上がりません。